【コッパ3回戦 ペスカーラ戦プレビュー】
【Tuttomercatoweb.com】
今季もAで戦う我らがGiallobluは、王者ユベントスとのA第1節を前にペスカーラとの前哨戦に臨む。
コッパ・イタリア3回戦、つまり公式戦が遂に始まるわけだが、これまでの親善試合でキエーヴォは格上相手に敗戦、いや惨敗続きである。
不正会計疑惑の渦中にあったことで補強がうまく進まなかったことも大きな要因ではあるが、決してそれを言い訳にはできない。
格下相手にきっちりと勝利を収めAでの戦いに繋げていけるかに注目したい。
【sportsface.it】の予想スタメンは以下の通り。
Birsa-Giaccherini共存型の4-3-2-1と昨季終盤と似た形が予想されている。
Gobbiの放出に伴い今季からCacciatoreが左サイドバックに回りDepaoliまたはTanasijevicが右サイドバックに入るコンバートが為された。
が、その部分は親善試合でもやや狙われていた穴とも言える場所なので、修正が求められる。
Tomovic、Bani、Radovanovicのゾーンは昨季もよく見られた光景であり、連携に問題は無いだろう。
新戦力のSemper、Rossettiniらは今試合から早速のベンチ入りとなった。
ペスカーラとの相性は直近5戦で4勝1敗とかなりいいが、その1敗は2014のコッパで喰らったものであり、油断は禁物だ。
なにより敵将はかつてキエーヴォをB降格させてしまった指揮官のGiuseppe Pillonであり、Clivensiにとっては因縁の一戦になるだろう。
以下、キエーヴォ指揮官のD'Annaのコメントだ。
D'Anna「(メルカートについて)補強が遅れているのは事実だ。だがそれを言い訳にせず、答えはピッチの上で探したいと思う。我々は勝利を追い求め、現在のチーム状況を再確認したい。(かつての師Pillonとの再会について)私は選手として、コーチとして、彼には多大な影響を受けた。確かに彼は一度我々と大きな壁に衝突したが、彼が優秀だということは今回またこうして戦うことができるということが証明している。彼はプロフェッショナルであり、優れた指導者なのだ。(Baniの状態について)100%だ、悪くない。試合までの状態のみで評価したい。(キエーヴォにとってこの挑戦は重要なものになる)きっとハードな試合になるだろうが、通過するためには選手達の状態を私が見極められるかにかかっている。ここでなにかを得られれば、きっとそれがシーズンで活きてくる潤滑油になる。我々キエーヴォが強いというインパクトを残さなくてはならない。」
補強のニュースが次々と飛び込んでくる中で、獲得が遅れていた分は試しながらの起用となってしまうだろう。
D'Annaにかかる責任は大きいが、戦力の融合で再び"奇跡"を起こすことはできるのだろうか。
17年目のAの舞台、スタートダッシュを切るためにはこのコッパでの勝利が必要だ。