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キエーヴォ監督問題(前編) ―Ventura、辞意を表明

【TGGialloblu】【Tuttomercatoweb】

キエーヴォ監督の意欲的な決定、それは周囲の予想を大幅に裏切るものだった。

A第12節ボローニャ戦をドローで終えた指揮官Venturaは試合後のロッカールームにて辞意を表明。彼は長時間そこへ留まり、選手達に自身の決意を説明した。今現在、フロントは慰留に努めている。

 

Venturaに関する報せを受け、キエーヴォSDのRomaironeは記者会見を即、開いた。以下が会見の場での彼のコメントだ。

Romairone「監督のVenturaは未だにチームを率いている。この報せは不可解だった。公式リリースは出していないし、現時点では彼は我々キエーヴォの監督だ。彼とはCampedelliも交えて話をする必要がある。すべての判断は分析が終わってからになる。」

 

【TGGialloblu】によれば、Venturaは就任初週にしてすでにチームの状態に見切りをつけ、辞任のプランを考えていたとも。そうとも知らずにCampedelliは批判の嵐のメディアに対してVentura擁護のプレスリリースを送っていたのだから、なんとも虚しい。

そうして4試合の否定的な結果を経た後Venturaは辞意を表明、問題の契機ともなるこのような事態に発展したのだ。

 

 

この忌々しきチーム状態について、"Miracolo Chievo"で活躍したOBのChristian Manfredini(43)は【Tuttomercatoweb】の取材に対し次のように述べた。

Manfredini「外観からでしか状況を把握していないが、この件に関しては非常に残念だ。

クラブ状態があまりよくない時は私はVenturaの手腕に感心している。最新の試合内容にも関わらず、彼の現場での仕事についてはあまり議論されていない。

もしかしたら、彼がキエーヴォのオファーを受けた際はプロジェクトになんらかの影響を与えられると信じていたが、仕事に際して彼は失敗した。傷口が広がる前に撤退した、あるいは撤退させられたのかもしれない。

Di Carloは経験豊富な人材だ。チームを立て直す上で、まずは早急に監督を固めなくてはならない。Clivensiはチームが最後まで戦うのを見たいだろうし、私はボローニャ戦を観てチームがそこまで酷いようには感じなかった。誰がベンチに座るかにかかわらず、私は早急な復活を願っている。」

 

 

試合後に辞意が表明されたもののCampedelliに正式に辞表が受理されてはいない。事実上辞任は凍結されている状態だ。

とはいえ、カンピオナート再開後にVenturaの姿をテクニカルエリアで見ることは難しいだろう。辞任は99.9%公式リリースとなる見込み。

(11/13 23時追記:キエーヴォは双方の合意のもと、Venturaと結ばれていた2020年6月30日までの契約を解除したと発表。)


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(出典:@footballItalia)

 

 早くも水面下で後任探しは進んでいるとも言われている。現時点で有力な候補は、

・Lorenzo D'Anna(46) 前キエーヴォ監督(2018/4/29~2018/10/9)

・Domenico Di Carlo(54) 元ノヴァーラ監督(2018/2/5~2018/6/10)

・Serse Cosmi(60) 元アスコリ監督(2017/12/7~2018/7/12)

の3人だ。今のところ最有力はDi Carloと見られており、かつて2度キエーヴォで指揮を執った知将は2019年6月までのピンチヒッター的内容の契約となりそうだ。

 

 

11/12中にこの問題に蹴りがつくと見られていたが、今現在は新たな公式リリースはない。

詳細な結果については後編にてお伝えする。