【A第1節 ユベントス戦プレビュー】
【プレビュー】
いよいよ新シーズンが始まるが、我々キエーヴォはいきなり全世界から注目されることとなる。
それもそのはず、第1節の相手、王者ユベントスは今季からかのCristiano Ronaldが所属している。
Bentegodiはチケットが完売、大混乱が予想される市街地にはテロ対策部隊まで配備される。
そんな中勝利を収めたらどれほど気持ちが良いことだろうか、チームが未完成なうちに強豪を叩きたい。
【La Gazzetta dello Sport】による今節の予想スタメンは以下の通り。
Depaoliが左サイドバックで先発との予想だが、恐らくは先日のペスカーラ戦同様にJaroszynskiが当日は入るのではないかと思われる。
ユベントスはD'Annaに代わってからGiallobluと対峙するのは初めてである。
昨季Maran時代に戦った時、Giallobluは5バックを敷いてユベントスに応戦した(5-3-1-1)。
その際はBastienが退場し、試合が壊れるまで5バックのコンパクトな守りは非常に有効的であった(そしてその後Cacciatoreまで愚かなロッソを頂戴し試合はユベントスのシュート練習と化した)。
今季は攻撃時4-3-3、守備時5-4-1となる可変式4-3-2-1であるので、もしかしたら昨季5バックを敷いた時同様にユベントスには刺さるかもしれない。
もちろん、中を固めてもRonaldが中央に位置しているため、昨季以上に大外のクロスから失点するリスクは大いに高いのだが。
過去5戦5敗と辛酸を舐め続けているので、全世界の注目の中で土をつけられればどれほどClivensiが喜ぶことか…(きっとクラブ史の名場面の1つに加えられることだろう)。
以下、指揮官D'Annaのコメントである。
D'Anna「我々は全員が出場可能で、全てが順調であり身体面および精神面ともに非常に充実している。(問題の相手は毎年強度を増しているが)我々は素晴らしいチームと競いたい。そのためにはいくつかのルールがある。我々はシステム上では多くの変革をしたが、メンタルは常に平静を保たなくてはならない。我々は非常に高い山に登らなくてはならないが、チーム全体でならそれを成し遂げることができる。Cristiano Ronaldだけを考えるのではなくユベントスが持てる全ての資質を評価しなくてはならない。(新たな戦術を導入したが)多くの戦術を採ることができるが、4バックが基本であることには変わらない。(攻撃面では)今のところ、Birsaを核とした1つのパターンが確立されているとお思いだろうが、私は状況に応じた組み換えを示唆しておく。明日は全てを評価して決めるので、リスクを怖がるなどということはしない。(Cristiano Ronaldをどのようにして封じるのか)ディフェンスライン全体が意思統一をして取り組めば、封じ込めると確信している。」
D'Annaの談話の最後の部分を【TGGialloblu】は「CR7という火星を封じ込めるためには、銀河系内全ての宇宙人の助けが必要」と喩えている。
それはまるで黄青を纏った戦士達が強大な敵に立ち向かう冒険映画の1コマのようである。
ヴェローナのみならず全世界を熱狂の渦に巻き込むフィルムの上映は、日本時間8月19日1:00から。