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@Chievo_Giapponeがお伝えする@ACChievoVerona情報

【A第2節 フィオレンティーナ戦レビュー】

【レビュー】

セリエA第2節

フィオレンティーナ 6-1 キエーヴォ

得点者:8分 Milenkovic(フ)、41分 Gerson(フ)、49分 Benassi(フ)、71分 Chiesa(フ)、75分 Tomovic(キ)、89分 Benassi(フ)、90+1分 Simeone(フ)

 

【La Gazzetta dello Sport】採点
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17年の時を経た記念すべきアウェイ決戦は苦々しい大敗に終わった。

前半早々のゴラッソで面食らった後も、流れを掴んで攻め込んだがハーフタイム前後の2発で勝負あり。

戦術的完成度では圧倒も、決定力の差が如実に出たゲームとなった。

 

指揮官D'Annaの試合後コメントはこちら。

D'Anna「前半終了間際の2点目のダメージは大きく、後半は我々の持てる力が出せなかった。Milenkovicのペナルティエリア外からのミドルシュートは素晴らしかった。我々はすぐに取り戻せると確信していたが、後半すぐに3失点目を喫してしまい決定づけられてしまった。不運も多かったが、私が選手達のメンタル面をコントロールすべきだった。ハーフタイムの修正後、我々の得点までさらに半分の時間を要してしまった。カンピオナートの話をするのは時期尚早だ。今はこの計6失点を一つ一つ分析する必要がある。いずれも素晴らしいものだったが、いずれも対処出来たかもしれないものである。」

 

ゲームキャプテンのRadovanovicの談話だ。

Radovanovic「我々はあのユベントス戦の後に6失点を喫してしまった。特に3失点目は我々の拙い動きを突かれたゴールであり、我々のミスである。我々は前半を通して良いペースで試合を運んでいたが、我々のチームレベル的にも絶対にアンラッキーのような失点を許すべきではなかった。精神面でもフィオレンティーナの対処に苦しんでしまった。よりよい状況管理はできたはずだ。」

 

確かにMilenkovicのゴラッソは素晴らしく、なかなか対処出来たものではなかった。

が、他の失点はいずれも防ぐチャンスは十分にあったと言える。

特にJaroszynskiの動きは見るに堪えないもので、攻守に渡って穴となってしまった。

Sorrentinoの欠場、Cacciatoreの試合前アクシデントを言い訳にしてはならない。

Radovanovicの言う通り、終盤はメンタルを保てず立て続けに失点を献上してしまった。

その結果が重い重い6失点である。

 

ただ、ユベントスフィオレンティーナはいずれも圧倒的格上であり、カンピオナートにおいて勝ち点を回収できる見込みは元々低かった。

2試合を通じて得た戦術面での手応えを基に、昇格組である次節エンポリ戦は絶対に勝利を収めなくてはならない。

D'Annaの手腕に注目だ。

 

 

余談となるが、試合中Tomovicがゴール後に天へ向けて13のパフォーマンスを披露した一幕があった。
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(出典:@DAZN_JPN)

これは昨季途中に若くして無念の死を迎えたViolaの前カピターノ、Astoriへ向けられたものだ。

TomovicはViola時代にAstoriと親交が深く、彼が亡くなった際も悲痛のコメントを寄せていた。
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(出典:@ACChievoVerona)

今節はAstoriの死後、初のViolaとのゲームであり、Artemio Franchiで古巣相手に挙げた友へ捧げるゴールはViolaサポーターのみにあらず我々Clivensiの心にも響いたことだろう。

改めて、偉大なるViolaの前カピターノに敬意を表したいと思う。