【A第3節 エンポリ戦レビュー】
【レビュー】
セリエA第3節
得点者:なし
【La Gazzetta dello Sport】採点
双方とも絶対に勝ち点3を掴みたかった一戦は手痛いドローという結末で幕を閉じた。
Djordjevicがフリーな状態で中央でボールを受けた絶好機はGKの正面に、そしてCaputoに押し込まれ失点と思われたピンチはVARに救われる結果となった。
昨季Bを席巻したエンポリの攻撃陣に押される時間帯が続き、なかなか攻撃の形を作り出すことが出来なかったように思える。
指揮官D'Annaの試合後コメントはこちら。
D'Anna「我々はトリノそしてフィレンツェでいい展開を見せたが、勝ち点は掴めなかった。今日(試合日)は良いプレークオリティを見ることができたが、良い形ではなく、結果としてゴールを生み出すことが出来なかった。いくつかの好機は不運にもオフサイドであった。(負傷から復帰した)Sorrentinoは変わらずゴール前で偉大だ。ただ明るい兆しが1度停滞してしまったように感じる。エンポリは昨季と同じく積極的に狙ってくるチームであったのに、我々は為すべきことを為せなかった。」
中盤で躍動を見せたRigoniの談話。
Rigoni「ハードな前々説、前節から打って代わり我々にとってこのゲームはより重要さをはらんだものであった。ポイントをもぎ取ったことで我々のカンピオナートが始まったとも言える。好機は作れていたので、次節以降運があれば確実に決められるはずだ。前半はコンパクトに展開していたが、後半になりフィールドにスペースができ始めたのでそのケアに追われてしまった。(調子はどうか)監督は私に自信を与えてくれるし私自身は幸せだが、チームを最優先に考える。(3つのゲームで全て異なるフォーメーションを採用していたが)3人の中盤は常であったし、近年我々が頻繁に採用してきたモジュールだ。重要なのは形ではなく、ポイントを手に入れることだ。(新たな形は)変わっていく中でも、常にアイデンティティを探す必要がある。できるだけ早く、だ。誰が加入してキエーヴォの精神を理解したとしても、誰かが正しい形を探すことをやめてしまっては意味が無いのだ。」
昇格組は常として格下と見られる。
が、今節を観た限りではどちらが格下なのかわからない押されようであった。
勝ち点の取りこぼしがどのような結果を招いたかは昨季最終節までもつれた残留争いを見ればわかるはずだ。
そろそろ内容ではなく結果が求められてくる。
そこで真価を見せられるかに残留できるか否かがかかっているのではなかろうか。